早いもので社長になり10年が過ぎ、冨士ファシリティーズも64期に入りました。その間に年号が替わり、世界的疫病が蔓延し、世界各地で紛争が起こりました。そしてそれは今も続いています。大変痛まし事です。
プライベートに目を移せば、私の子供たちも成長と共に感動を与えてくれた時期は過ぎ、自分達でしっかりと立ち上がり、社会で自分自身の人生を歩き始めています。
冨士ファシリティーズに入って四半世紀。たくさんの人と出会い、別れてきました。仕事の中で人に触れ、自分自身を高める事を目標にしてきました。果たしてそれができているのかどうか、道はまだ途中です。
私は今から26年前に父親の手伝いをしたくて入社しました。27歳の事です。そこから社業発展のためにチャンスを頂ければありとあらゆる事をやってきました。成功し形が残っている物はそのうちの1/10より少ないと思います。若さがありましたので、世間を知らない事が原動力となり、ただがむしゃらに進んでいく事ができました。
入社当時と今の当社の規模を比べるとおよそ3倍の規模にまで成長することができました。これもひとえに一緒に歩んでくれた仲間達、支えてくれた冨士ファミリ―の皆さま、そして時に厳しく、時に暖かく当社を信頼し大切な建物の管理を依頼して頂いた、たくさんのお客様のお陰であります。
今後も社業は発展せねばならず、お客様の信頼にしっかりと応えながら、社員及びその家族の健康と平和を守って行かなければなりません。これは経営者として永遠のテーマです。しかし人生は時に厳しく、健康を含め人の命は明日をも分からないものだと認識しています。先を見過ぎず今日やれることは精一杯今日やって行くことが大事です。
これからも道の途中で今までと同じようにたくさんの出会うべき人達と出会うでしょう。大変楽しみです。めぐり逢いを大切にしながら、今後10年の私のテーマは、会社を次の世代にしっかりとバトンタッチしていく事です。そのためには自分自身の健康にもしっかりと気を付けて、皆さまと一歩一歩進んで参りたいと思います。
代表取締役社長 
