１０月のある日。
　
　この日は夜、神戸の現場を出てから京都の夜間現場へ向かうという行程。
　
　Ｋ　「三都物語…(笑)」
　
　昼間は大阪で仕事してましたからね…。
　
　
　21時。現場を出て神戸駅へ向かう。
　
　すぐにやって来た新快速に飛び乗ると、空席も目立つ。
　
　迷わず(笑)座って…と。
　
　「ふーっ」
　
　これで１時間弱で京都に着く。作業開始にも間に合う。
　
　阪急を使ったら一度乗り換えるわ停車駅は多いわで、時間がかかるんですよ。
　
　(注：　この日は阪急を使うと明らかに間に合わない状況でした)
　
　
　
　…。
　
　予定通りに京都に着くと思ってくつろいでいた私も
　
　そして、他の乗客の方々も考えが甘かった。
　
　大阪を過ぎて次の停車駅は高槻。
　
　のはずが、高槻どころか茨木の手前でスピードがいつもより明らかに遅くなり、
　
　車内アナウンスが流れ始めた。
　
　『ご乗車の方々には大変ご迷惑をお掛けしております。
　
　先ほど、この先の山崎駅(京都・大阪の府境)にて人身事故が発生しました』
　
　ガーーーーーーーーーン！
　
　Ｋ　「表現古っ！」
　
　…。
　
　
　しばらくしてから再度アナウンスが。
　
　『ご乗車の方々には大変ご迷惑をお掛けしております。
　
　現在高槻から先の列車の運転を見合わせております。
　
　誠に申し訳ございませんが、この列車は高槻にて運転を打ち切らせて頂きます』
　
　ガーーーーーーーーーン！
　
　Ｋ　「だから、表現古いですって」　
　
　
　結局高槻の手前の茨木で緊急停車。発車する気配もない。
　
　そのまま発車を待つ人。降りてタクシー乗り場を目指す人。家族に電話する人。
　
　
　このまま待っても仕方がないので、私は阪急の茨木市駅まで行くことにしました。
　
　Ｋ　｢結局阪急…｣
　
　できるだけ間に合わせるにはこれしかないですからねえ。
　
　
　
　人身事故で遅れる旨は先方に連絡して、
　
　作業者の方々にも先に作業は始めてもらうよう段取りし、
　
　現場には予定より３０分弱ほど遅れて到着。
　
　神戸から阪急で向かうのよりかは早く着いたと思うけど…
　
　かなりあせりましたね。
　
　あ、作業は滞りなく４時前で完了しましたのでご心配なく。